2024年の解禁日は11月21日(木)
普段はあまりワインを飲まない人にも 毎年大人気のボジョレーヌーボー。
今年の解禁日は11月21日(木)です。
なぜ?解禁日が決められている納得の理由
そもそもボジョレーヌーボーにはなぜ解禁日が定められているのか、
なぜ毎年「今年はいつ?」とか「今年は◯月◯日!」と
話題になるのか、皆さんご存知ですか?
ボジョレーヌーボーの解禁日はどのように決まる?
実はこの解禁日、日にちが決まっているわけではなく
毎年「11月の第3木曜日」という風に定められているのです。
輸出が始まった当初は「11月11日」と決められていたのですが、
その後「11月15日」と改められました。
そして1985年から、解禁日がワインの運搬業者のお休みと
重なってしまうことを避けて曜日で定めることになったのです。
だから毎年「今年はいつ?」と話題になるのですね。
知って納得!ボジョレーヌーボーの解禁日が決められている理由
ボジョレーヌーボーに解禁日が
定められていることには納得の理由があります。
それは「早出し競争による『品質低下』を防ぐため」です。
解禁日を定める前は、早い時期に出荷すればするほど
多くのワインが売れました。しかしその競争が激しくなるにつれ
「発酵が充分でない粗悪品が出回った」ため
それを防ぐためにボジョレーワイン協会が解禁日を定めたそうです。
解禁日が決まっているのはボジョレーヌーボーだけ?
「え?じゃあ他のワインはどうなってるの?」と思いましたか?
他にも解禁日が定められているワインはあります。
例えば
- イタリア「ヴィーノ・ノヴェッロ」:10月30日
- ドイツ「デア・ノイエ」:11月1日
- スペイン「ビノ・ヌエボ」:11月11日
- オーストリア「ホイリゲ」:11月11日
などです。
そもそもボジョレーヌーボーって何の品種?
ところでそもそも、ボジョレーヌーボーとは何の品種なのでしょうか。
ボジョレーヌーボーは品種ではない
実はボジョレーヌーボーというのは品種名ではなく
「新しいボジョレー」という意味なのです。
- ボジョレー:フランスにあるブルゴーニュ地方のボジョレー地区
- ヌーボー:フランス語の“新しい”という意味
つまり、ボジョレーヌーボーとは
「その年に採れたぶどうで作られる」「ボジョレー地方の新酒」ということなのです。
使用されるぶどうは「ガメイ」という品種のみ
ボジョレーヌーボーに使用されるぶどうの品種は
「ガメイ」という黒ブドウ一種のみです。
このガメイ100%で作られる赤ワイン、またはロゼワインのみを
ボジョレーヌーボーと呼ぶのです。
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